UIレイアウトの基本と3つの改善ポイントを紹介

UIレイアウトは、ユーザビリティに大きく影響する要素です。

必要な情報を並べただけのレイアウトでは全体的な内容が理解しにくく、ユーザーの離脱を招く可能性があります。

ユーザーの利用率・定着率を高めるためには、UIレイアウトの基本を押さえておくことが大切です。

この記事では、UIレイアウトの基本と改善ポイントについて解説します。

「UIデザインにおけるレイアウトの基本を知りたい」「改善ポイントを把握したい」とお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。


目次[非表示]

  1. 1.UIレイアウトの基本
    1. 1.1.①近接
    2. 1.2.②整列
    3. 1.3.③反復
    4. 1.4.④対比
  2. 2.UIレイアウトの改善ポイント
    1. 2.1.①選択肢を減らす
    2. 2.2.②情報の優先度を決める
    3. 2.3.③プルダウンメニューを多用しない
  3. 3.まとめ



UIレイアウトの基本

UIレイアウトの基本は、UIデザインの基本と共通します。

デザインの4原則と呼ばれるルールに沿って進めることで、よりユーザーにとってわかりやすいレイアウトを作成することができます。

ここでは、UIレイアウトの基本を紹介します。

①近接

近接とは、複数の情報が混在するなかで関連するもの同士を近づける手法です。

切れ目のない情報は、最初から最後まで目を通さなければ内容を理解することは難しいです。

また、バラバラに表示された情報も同様であり、全体を把握するのに時間がかかる可能性があります。

属性が近い情報をグループ化してわかりやすくまとめることで、ユーザーは直感的に情報を理解できます。

グループ同士の間に適度なスペースを空けることも重要なポイントです。UIのレイアウトをデザインする際は、情報の関連性を考慮することが大切です。

②整列

整列とは、散らばった情報を綺麗に並べることでユーザーの視点を集約する手法です。

表示される情報・要素の位置や形、大きさなどを綺麗に整えることで、ユーザーは直感的に情報を理解できるようになります。

整列の方法は、左揃えや右揃え、中央揃えなどがあり、適切に使うことで一体感を生み出せます。

採用する整列方法によっては、コンテンツの印象が大きく変わるため、慎重な検討が求められます。

③反復

反復とは、同じデザインやパターンを繰り返し使うことで情報に一貫性を持たせる手法です。

情報を一定の感覚で並べることで、全体的に統一感が生まれ、内容を把握しやすくなります。

テキストのフォントに限らず、色やアイコンなども反復の対象です。

反復は適切に行えば、ページをまたいでも統一感を保てるため、ユーザーも利用しやすくなります。

④対比

対比とは、情報の色やサイズに強弱をつけ、伝えたい情報の優先度を決める手法です。

情報の優先度をあらかじめ決めておいて、重要な情報はより目立つように差別化を図ります。

テキストの色や大きさ、フォントなどで情報に変化をつけ、一目で重要であるとわかるようにする工夫が大切です。


UIレイアウトの改善ポイント

UIレイアウトは、目的や内容によってデザインが変わります。

しかし、改善できるポイントは共通する場合が多いため、ポイントを抑えておくことが大切です。

ここでは、UIレイアウトの改善ポイントを3つ紹介します。

①選択肢を減らす

ユーザーに考えさせないことがUIデザインの基本です。

選択肢が多すぎるとユーザーは考えて操作しなければならないため、迷う要因となります。

表示する情報が多い場合は、メニュー化やグルーピングをすることでユーザーの視覚的・心理的負担が軽減されるため、離脱するリスクを防止できます。

ボタンや情報は並べ過ぎず、重要なものに絞ってユーザーの負担と手間を軽減する工夫が大切です。

②情報の優先度を決める

UIデザインの方向性によっては、情報や要素を減らせない場合があります。すべての情報を平等に並べると、どれが重要なメッセージか伝わりにくいです。

優先順位を決めて重要なメッセージや必要な情報を表示することで、ユーザーの視覚的負担が軽減されます。

コンテンツの目的に応じてメイン・サブ機能に分けて、テキストの色や大きさで区別するとユーザーを適切な場所へ誘導しやすくなります。

情報やボタンが多すぎる場合は、メニュー化して開閉式のボタンにまとめることで全体的にすっきりとした印象を与えられます。

ただし、情報やボタンを隠しすぎると必要な機能を見つけにくくなる可能性があるため、注意が必要です。

③プルダウンメニューを多用しない

プルダウンメニューは、ユーザーに複数の選択肢のなかから一つ選んでもらいたい場面でよく使われます。

プルダウンメニューは一見便利に見えますが、展開して中身を見るためにはクリックする必要があり、手間と感じるユーザーも少なくありません。

そのため、多用するとユーザーのクリック数が増えてかえってストレスになる可能性があります。

選択肢が多い場合は、1クリックで済むラジオボタンを活用しましょう。

ユーザーのスクロール・クリックする手間を軽減できるため、離脱率の軽減につながります。


まとめ

この記事では、UIレイアウトについて以下の内容で解説しました。

  • UIレイアウトの基本
  • UIレイアウトの改善ポイント

UIレイアウトはユーザーにとっての使いやすさ・見やすさに直接影響する要素であり、UIデザインのなかでも重要な役割を持ちます。

必要な情報を表示しつつ、優先度が高い情報を目立たせる工夫が必要であり、ユーザー目線に立ってデザインすることが大切です。

アジケ』では、UXデザイナーやUIデザイナーがチームに加わり、専門知識や多数の経験値をもとにデザインパートナーとしてプロジェクトへ伴走させていただくことが可能です。

事業やサービスの目標を理解し、ユーザー体験を高めることに主軸を置いてアドバイスやご提案をさせていただきます。

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ajike丨UX Design
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”仕組みのデザイン”をテーマにUXコンサルティング、事業デザイン、UI/UX改善などを手がけるデザイン会社 ▼仕組みのデザインとは? 課題解決や価値創造が、局所的ではなく持続的に循環していくサイクルそのものをつくることです。例えば「DX」も仕組みのデザインのひとつ。教育現場や製造現 場、店舗など多数の場所においてDXの推進等を支援しています。