UIデザインの悪い例とは?改善するためのポイントを解説
UIはユーザーと商品・サービスをつなぐ重要な要素であり、優れたデザインはユーザーの離脱率と商品の購買率に影響します。
使い勝手が悪いデザインはユーザーにストレスを与える可能性があるため、UIデザインは注意しながら作成することが大切です。
この記事では、UIデザインの悪い例と改善させるためのポイントについて詳しく解説します。
「UIデザインの悪い例を知りたい」「悪いデザインを改善させる方法が知りたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次[非表示]
- 1.UIデザインの悪い例
- 1.1.①テキストが読みにくい
- 1.2.②アイコンが分かりづらい
- 1.3.③機能が多すぎる
- 1.4.④CTAが欠落している
- 1.5.⑤見た目重視になってしまっている
- 2.UIデザインを改善するためのポイント
- 3.まとめ
UIデザインの悪い例
優れたUIデザインはユーザーのニーズを満たし、継続的な商品・サービスの利用につながりやすくなります。
一方、悪いUIデザインはユーザーの離脱率を上昇させる可能性があるため、注意が必要です。ここでは、UIデザインの悪い例を紹介します。
①テキストが読みにくい
UIデザインのなかでもテキストは、ユーザー獲得に影響する重要な要素です。
フォントや文字の大きさがバラバラだと、全体的に一貫性が失われてしまい、必要な情報を伝えにくくなります。
色によっては背景と同化して読みづらくなるため、コントラストにも注意することが大切です。
②アイコンが分かりづらい
異なる素材サイトから取得したアイコンや、一般的ではないカスタムアイコンの多用は、ユーザーの混乱を招く可能性があります。
UIデザインで使用するアイコンは、一目で内容が分かるようなものにするのが望ましいです。また、アイコンのサイズにも注意が必要です。
クリックできるのか判断しづらい小さなアイコンや余白が少ない場合は、操作性が著しく低下する恐れがあります。
③機能が多すぎる
機能を詰め込み過ぎた複雑なUIは、ユーザーの離脱につながる可能性があります。
ユーザーは機能性を重視していると思われがちですが、できることが多すぎると自らの意思で選択しにくくなります。
余計な機能を省くことで簡単に改善できますが、場合によっては機能を削れない場合も想定されます。
機能を削れない場合は、ユーザーが主に使う機能を分かりやすく全面に押し出し、サブとなる機能はメニューに隠す対応が有効です。
④CTAが欠落している
CTA(Call To Action)とは、行動喚起という意味をもつ言葉です。
ユーザーに具体的な行動をするように誘導、もしくは具体的な行動を喚起する目的があり、Webページやアプリケーションの会員登録やシェアボタンなどがこれに該当します。
悪いUIデザインは、ユーザーを誘導するためのCTAボタンが分かりづらかったり隠れていたりするケースがあります。
ユーザーの行動を誘導・喚起するためには、目立つ形でCTAボタンを設置することが大切です。他のアイコンとは異なる形や色を使用することで視認しやすくできます。
⑤見た目重視になってしまっている
おしゃれで美しいデザインが、ユーザーにとって使いやすいUIであるとは限りません。
機能が欠けていたり内容が理解しづらい見た目のUIデザインは、ユーザーにとってストレスになる可能性があります。
優れたUIデザインは見た目の良さではなく、ユーザーのニーズに応えて目的を達成できるデザインです。
UIデザインを改善するためのポイント
UIデザインの基本は、ユーザーに考えさせないことです。
ユーザーに必要以上に考えさせることは、ストレスや商品・サービスに対する不満を招く可能性があります。
UIを改善させるためには、基本原則に沿って進めることが大切です。ここでは、4つの改善ポイントを紹介します。
①整列
整列とは、一つのエリアに複数の情報が混在する際に、同じ属性の情報同士を近づける手法です。関連性がない情報の間に余白をつくることで、一目で分かるようにできます。
②近接
近接とは、一定のルールに沿って散らばった情報を綺麗に並べる手法です。情報が綺麗に並ぶことでデザインに一貫性が生まれ、視覚的に分かりやすくできます。
③対比
対比はコントラストとも呼ばれ、情報にサイズや色で強弱をつける手法のことをいいます。優先度が高い情報は、目立つ色にしたりサイズを大きくしたりすることで、直感的に理解できるデザインになります。
④反復
反復とは、同じレイアウトやアイコンを繰り返し使うことで、情報に一貫性を持たせる手法です。
反復を用いることで、ユーザーの混乱を避けると同時に商品・サービスのイメージを定着しやすくできます。
まとめ
この記事では、UIデザインについて以下の内容で解説しました。
- UIデザインの悪い例
- UIデザインを改善するためのポイント
UIデザインは、ユーザーと商品・サービスをつなぐ重要な要素の一つです。
優れたUIデザインは、ユーザーにとっての使い勝手を向上させると同時に、満足度の向上につながります。
はじめから完璧なものを目指すのではなく、ユーザーの体験やフィードバックを反映しながら改善していくことが大切です。
『アジケ』では、高い専門スキルを持ったメンバーが1つのチームとなり、UI/UXデザインからフロントエンド開発まで一気通貫でご支援させていただきます。
ユーザー体験を高めることに焦点を当て、事業やサービスの目標に沿ったご提案をさせていただきます。詳しくは、お気軽にお問合せください。