UI/UXデザイナーは何をする仕事?必要なスキルやおすすめの資格を紹介
デジタル化が進む現代では、デジタルデバイスに加え、Webサイトやアプリケーションなどの使いやすさが重要視されるようになりました。
商品・サービスから得られる顧客体験を向上させる考え方としてUI/UXデザインがあり、潜在的なニーズの発掘や課題を解消できる可能性があります。
しかし、UI/UXデザイナーはまだ広く認知されている職業ではないため、具体的な仕事内容について知らないという方も少なくありません。
担当者のなかには、「UI/UXデザイナーに必要なスキルや資格について知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、UI/UXデザイナーの仕事内容や必要なスキル、おすすめの資格について詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.UI/UXデザイナーの仕事
- 1.1.①UIデザイナーの仕事内容
- 1.2.②UXデザイナーの仕事内容
- 2.UI/UXデザイナーに必要なスキル
- 2.1.①コミュニケーションスキル
- 2.2.②マーケティングスキル
- 2.3.③デザインスキル
- 3.UI/UXデザイナーにおすすめの資格
- 3.1.①人間中心設計(HCD)専門家 資格認定制度
- 3.2.②ウェブデザイン技能検定
- 3.3.③ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格
- 3.4.④Google UX Designプロフェッショナル認定
- 3.5.⑤アドビ認定エキスパート(ACE)
- 4.まとめ
UI/UXデザイナーの仕事
UI/UXデザイナーは1つの仕事だと認識されがちですが、それぞれの役割は明確に異なります。目的や役割が明確に異なっているため、それぞれの仕事内容を把握しておくことが大切です。
ここでは、UI/UXデザイナーの仕事内容を紹介します。
①UIデザイナーの仕事内容
Webサイトやソフトウェア、デバイスなど、ユーザーにとって使いやすいデザインを設計することがUIデザイナーの仕事です。
商品・サービスの見た目はもちろん、ユーザーが購入に至るまでの導線を考える役割を持っています。
写真や画像を見やすく配置したり、ボタンを見つけやすい見た目にするなど、ユーザーが直接見て、触れる部分のデザインを担当します。
ユーザーが直感的に理解できるデザインにすることが理想的で、どのような操作をすればユーザーのニーズを満たせるかを考えることが重要です。
②UXデザイナーの仕事内容
ユーザーが使って楽しい、心地よいと感じるデザインを設計することがUXデザイナーの仕事です。 ユーザーの潜在的なニーズを発掘し、満たせる体験を考える役割を持っています。
商品・サービスを見た・体験したユーザーにとって分かりやすい内容か、使ってよかったと思ってもらえる設計ができているかが重要です。
UXデザイナーはデザインに関する知識はもちろん、ユーザーの心理やニーズを理解するスキルが必要になります。
UI/UXデザイナーに必要なスキル
UI/UXデザイナーは、顧客が商品を通して得る体験を設計する仕事です。業務を円滑かつ的確に進めるためには、特定のスキルを身につけておくことが重要です。
ここでは、UI/UXデザイナーに必要なスキルを3つ紹介します。
①コミュニケーションスキル
UI/UXデザインでは、プロジェクトメンバーや社内関係者だけではなく、ユーザーとも関わることがあるため、コミュニケーションスキルが必要です。
ユーザーのニーズを満たす商品やサービスを創出するためには、大勢の意見を取り入れて考える必要があります。
②マーケティングスキル
市場調査やユーザー分析、ブランディングなどのマーケティングスキルは、UI/UXデザイナーに必要不可欠です。
ユーザーのニーズや市場は常に変化するため、知識の蓄積と定期的な情報収集が大切です。
③デザインスキル
デザインソフトやプログラムに関する知識を身につけておけば、デザイン担当者や技術者との意思疎通が円滑になります。
簡単なアイコンやバナーの制作を求められるケースもあるため、基礎的な知識だけでも身につけておくと業務で活かせます。
UI/UXデザイナーにおすすめの資格
UI/UXデザイナーになるために特別な資格は必要ありません。しかし、特定の資格を持っておくことで、より円滑に業務を進められる可能性があります。
ここでは、UI/UXデザイナーにおすすめの資格を5つ紹介します。
①人間中心設計(HCD)専門家 資格認定制度
人間中心設計(HCD)専門家 資格認定制度とは、製品やシステム開発をする際、人を中心に考えて設計できるかが試される資格です。
未経験での受験はできず、少なくとも2年以上の実務経験が必要になります。
また、たとえ受験資格を得ていたとしても高度な知識が要求されるため、取得することでUI/UXデザイナーとしてのスキルをアピールできます。
②ウェブデザイン技能検定
ウェブデザイン技能検定とは、Web業界唯一の国家資格であり、Webサイト制作に関する総合的な知識とスキルが試される資格です。
1級〜3級まであり、学科試験と実務試験で構成されており、取得することで一定のスキルを示すことができます。
③ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格
ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格とは、国籍や人種、年齢や性別に関係なく、どのようなユーザーでも使いやすいユニバーサルデザインの視点を持っているかを試される資格です。
実利用者研究機構が認定した機関で養成講座を受講すると、資格を取得できます。
④Google UX Designプロフェッショナル認定
Google UX Designプロフェッショナル認定とは、グーグル社が主催するUXデザイナー向けのオンライン養成講座です。
7つのコースから構成されており、UXデザインの基本や実践的なデザインが学べる内容になっています。
講座はグーグル社のスペシャリストによって実施されるため、世界標準のデザインを学ぶことが可能です。
⑤アドビ認定エキスパート(ACE)
アドビ認定エキスパート(ACE)とは、アドビ社が主催する民間資格であり、PhotoshopやIllustratorなどのアドビ製品を扱うスキルが試される資格です。
UI/UXデザイナーに必須の資格ではありませんが、取得しておくことでデザイン担当者や技術者と円滑なコミュニケーションがとりやすくなります。
まとめ
この記事では、UI/UXデザイナーについて以下の内容で解説しました。
- UI/UXデザイナーの仕事
- UI/UXデザイナーに必要なスキル
- UI/UXデザイナーにおすすめの資格
UI/UXデザイナーの仕事は同じだと思われがちですが、それぞれ異なる役割を担っています。
いずれも優れた商品・サービスのデザインを創出するうえでは欠かせない仕事であり、さまざまな業界で必要とされています。
UI/UXデザイナーになるために特別な資格は必要ありませんが、最低限のコミュニケーションスキルやマーケティングスキル、デザインスキルは身につけておくことをおすすめします。
『アジケ』では、高い専門スキルを持ったメンバーが一つのチームとなり、UI/UXデザインからフロントエンド開発まで一気通貫でご支援させていただきます。
また、人材育成や組織のデザインの課題を解決するサービス『Dods』も提供しており、企業が抱える悩みを解決に導きます。
この機会に、ぜひお気軽にお問い合わせください。