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QAってなに?デザインや開発に欠かせない“品質保証”をわかりやすく解説

品質の高いプロダクトやサービスを提供する上で欠かせないのが「QA(品質保証)」。

本記事では、QAの意味や役割、実際の現場での活用例、チェック項目やツールなどを初心者向けにわかりやすく解説します📖


目次[非表示]

  1. 1.QA(品質保証)とは?ソフトウェア開発やUI/UXにおける意味と役割
  2. 2.QAは誰がやるの?職種ごとの関わり方
  3. 3.QAがしっかりしてるプロダクトの特徴
  4. 4.デザインにおけるQAの重要性とは?
  5. 5.QAで使えるテスト項目リストとおすすめツール5選
  6. 6.QAで品質が向上すると期待できる効果とは?
  7. 7.まとめ:初心者でもできるQA導入の第一歩
  8. 8.よくある質問(FAQ)


QA(品質保証)とは?ソフトウェア開発やUI/UXにおける意味と役割

QA(Quality Assurance)とは、開発されたソフトウェアやサービスが一定の品質基準を満たしていることを保証するためのプロセスや取り組みのことを指します。

バグの有無だけでなく、仕様通りに動作しているか、ユーザーが快適に利用できるかなど、多角的に品質をチェックします。

品質保証といっても、単にテストを行うことだけがQAではありません。要件定義、設計、開発、リリース後の運用まで、すべての工程で「品質」を意識する体制づくりがQAの本質です。


QAは誰がやるの?職種ごとの関わり方

QAに関わるのは、専任のQAエンジニアだけではありません。

実際には、以下のような職種が連携して品質を担保します。

職種

関わるQAの内容

プロジェクトマネージャー(PM)

QA体制の構築、進行管理

デザイナー

UI整合性、表記ゆれ、アクセシビリティチェック

エンジニア

自動テスト、バグ修正

QA担当者

テスト設計、マニュアルテスト、バグレポート

カスタマーサポート

ユーザーフィードバックの収集・QAへの反映

「品質」はチーム全体で守るものという認識が重要です🔑


QAがしっかりしてるプロダクトの特徴

QAが機能しているプロダクトには、以下のような特徴があります。

  • リリース後の不具合やバグが少ない
  • 操作が直感的でユーザー満足度が高い
  • サポート対応の手間が減る
  • 品質に対する社内外の信頼が高まる
  • アクセシビリティや多様なデバイスへの対応が万全

特に金融業界など信頼性が求められる分野では、QA体制の有無がプロダクトの評価に直結します。


デザインにおけるQAの重要性とは?

UI/UXデザインにもQAは欠かせません。見た目や動作の細部が体験に直結するため、以下のような観点での確認が必要です。

  • レイアウトやパディングのズレがないか
  • コンポーネントの再利用性や一貫性が保たれているか
  • カラーコントラストやフォントサイズなどアクセシビリティ面の配慮
  • 表記ゆれや日本語の自然さ
  • アニメーションや遷移の不具合

当社アジケでは、UI/UXに特化したデザインQAを取り入れ、設計段階から品質を意識したアウトプットを支援しています💪


QAで使えるテスト項目リストとおすすめツール5選

QA工程でよく使われるチェック項目とツールをご紹介します。


✅チェック項目例:

  • 表示の崩れやはみ出しがないか(PC/SP)
  • 全ボタン・リンクが正しく動作するか
  • 入力フォームのバリデーションが適切か
  • テキストや見出しがガイドラインに沿っているか
  • エラーメッセージがわかりやすいか

🧰おすすめツール:

  • TestRail:テストケースの設計・管理に最適
  • BrowserStack:各種ブラウザ・端末での動作確認
  • Jira / Backlog:バグ管理と開発タスク連携
  • Figma:デザインとの比較やコメントによる修正指示
  • Lighthouse / Axe:アクセシビリティ・パフォーマンスの自動チェック


QAで品質が向上すると期待できる効果とは?

「QAを取り入れるとどんな変化があるのか?」と気になる方も多いでしょう。

実際のプロジェクトによって成果は異なりますが、QAをしっかり行うことで以下のような効果が期待されます。

☺️ 想定される主な効果:

  • バグの早期発見 → 修正コストの削減
  • UIの安定 → ユーザー満足度・信頼度の向上
  • カスタマーサポートへの問い合わせ減少
  • リリース後のトラブルや炎上リスクの低減
  • チームの設計・実装品質に対する意識向上

これらはあくまで一般的に見られる傾向ですが、「品質を設計段階から守る」という意識が、最終的にプロダクトの成功につながる重要な要素になります。


まとめ:初心者でもできるQA導入の第一歩

QAは専門知識が必要と思われがちですが、まずは以下のような取り組みから始められます。

  • プロジェクトごとに簡単なチェックリストを用意する
  • デザインと実装の差分を比べる習慣をつける
  • バグや気になる点を記録してチームで共有する
  • 小さな修正でもユーザー体験を意識して確認する

品質は“誰かがやること”ではなく、チーム全員で育てていくもの。

アジケでは、金融業界や大手企業など品質が求められる領域でのUX支援・QA体制づくりを強みとしています!


よくある質問(FAQ)

Q. QAとテストの違いは?
A. QAは品質保証全体を指し、テストはその一部。QAは体制づくりやプロセス設計も含みます。

Q. 小規模なプロジェクトにもQAは必要?
A. はい。規模に応じた方法で十分対応できます。チェックリストや簡易テストから始めてみましょう。

Q. デザイナーがQAに関わる意味は?
A. UIのズレやアクセシビリティなど、ユーザー体験に直結する品質はデザイナーの視点が重要です。


アジケは多数の実績をもとに、Webサイト、金融プロダクトのUI/UXデザインの改善を行なっております!

QAに特化したサービスも提供していますので、お気軽にお問い合わせください☺️

  デザイン会社アジケが品質保証特化型サービス 「QAアシスト」をリリース UXコンサルティング、事業デザイン、UIUX改善などを手がけるサービスデザイン会社の株式会社アジケ(本社:東京都目黒区、代表取締役:梅本周作、以下:「アジケ」)が“品質保証(Quality Assurance)”に着目し、ユーザー体験の専門知識を活かした新サービス「QAアシスト」をリリースいたします。 株式会社アジケ
  お問い合わせ|株式会社アジケ 株式会社アジケへのお問い合わせはこちらから。UXデザイン、サービス開発、イベントに関することなどお気軽にご相談ください。 株式会社アジケ




ajike丨UX Design
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”仕組みのデザイン”をテーマにUXコンサルティング、事業デザイン、UI/UX改善などを手がけるデザイン会社 ▼仕組みのデザインとは? 課題解決や価値創造が、局所的ではなく持続的に循環していくサイクルそのものをつくることです。例えば「DX」も仕組みのデザインのひとつ。教育現場や製造現 場、店舗など多数の場所においてDXの推進等を支援しています。