不確実性の高い世の中を生き抜くための武器「課題解決力」を鍛える5つの思考法
こんにちは、アジケでサービスデザイナー/デザインコンサルタントをしています、ハラです。
私の在籍している事業部は、「デザイン組織開発支援事業部」というデザインの力を必要としているすべての企業さまに向けたデザイン組織作りとデザイナー育成支援をメインで行っています。
今回のテーマは「課題解決力」
今回は、新規事業開発やデザインを行う上で重要となるスキル「課題解決力」について書いていきたいと思います。
ものを作るデザイナーに限らず、顧客の課題を正しく捉え、ニーズに合わせた解決策を提示できる人材の需要は高まっています。
組織の中で「課題解決」のできる人材育成に悩まれているマネージャーや「課題解決力」を身に着けたいと考えているデザイナーの方はぜひ参考にしてみてください。
こんなシーンはありませんか?
・デザイン:誰のためのデザインなのかが明確に言語化できず、主観で良し悪しが判断されてしまう
・新規事業:ソリューションありきでプロジェクトが進行しており、誰のどんな課題を解決したいのかが明確になっていない
・営業:顧客の課題や要望を正しくヒアリングすることができず、要望とずれた提案をしてしまい契約につながらない
・マネジメント:部下のアウトプットにフィードバックをしたが、改善されたポイントが局所的で、本質的な部分を捉えられていないと感じる
上記のようなシーンに心当たりはありませんか?
一見異なるカテゴリやシーンですが、いずれも「課題解決力」が関係しています。
それでは「課題解決力」のある人材とはどういう人なのでしょうか?
課題解決力のある人材とは
アジケが考える「課題解決力のある人材」のマインドとスキルセット
アジケが考える「課題解決力のある人材」のマインドセットとスキルセット
について上記の図でご紹介しています。
課題解決力のある人材とは
様々な状況の中で見えてくる問題状況に対して、関係者それぞれの視点に立って協力し合いながら、解くべき課題を特定し、解決に向かって繰り返しチャレンジができる人材
最初に上げたような異なる立場の、異なるシーンで発生している問題に対してもこの課題解決力があることで、問題を発生させている構造を紐解き、解くべき課題を見つけ出し、関係者とともに解決することができるはずです。
課題解決力というのは、あらゆる場面で武器となる非常に有効なスキルと言えます。
課題解決力を鍛える思考法
それでは、課題解決力のある人材になるためにスキルアップの方法についてご紹介します。
下記の5つの思考法を日常の中で意識・実践していくことで、「課題解決力」は鍛えることができます。
Why型思考
問題状況にぶつかったとき、目の前に見えている事象だけに対処するのではなく、なぜその結果に至ったのか背景や要因を考え、常に上位目的を意識する
アナロジー思考
具体的なフィードバックや意見を受けたとき、それを一度抽象化し、それぞれの関連性や共通点を見抜き、本質的に対応すべきことが何なのかを常に考える癖を付ける
論理的思考
物事を筋道を立てて整理し、矛盾点や一貫性があるかという観点で捉える
構造化思考
議論の目的やゴールを明確にした上で、明らかにすべきことを構造化し、関係者同士が共通のものさしや視点を持つことができる状況を作る
デザイン思考
不確実な物事や曖昧なものにも柔軟に挑戦し、一度で完璧を求めず、改善を繰り返すことでゴールを目指すマインドを持つ
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それでも悩んだら...
今回ご紹介した「課題解決力」を組織として向上させていきたいとお考えの方にデザイン組織開発支援事業部はDodsというサービスを提供しています。
デザインスキルを客観的に評価し、現在値を見える化。豊富な知見を集めたプラットフォームも使い放題であなたが実務でぶつかった課題を解決します。
弊社デザイナーがコーチとなって、個人の皆様に合わせた目標設定やアクションサポートを実施し、内省的に自らの課題を正しく捉え、解決していくマインドを育成する支援も行っております。
単発のワークショップなどもご提供しておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!