UXD(ユーザーエクスペリエンスデザイン)に必要な、仮説の精度
こんにちは。神田です。UX事業を始めて数ヶ月ですが、徐々に本格的に取り組む機会が増えてきま した。サイトやアプリを「制作する」だけではなく、「ユーザシナリオを設計」する部分から取り組むことで、最終的なアウトプットの質を上げることに直結することをここ最近実感しております。
(今までも取り組んでいなかったわけではないですが、事業化したことでより具体的なものとして感じることができてます)
さて、今日はUXデザインに取り組む際の「仮説」の精度について書きたいと思います。
UXデザインは、ユーザが辿るであろうシナリオのイメージが肝。
どんな案件でも同じですが、まず最初はヒアリングから始まります。 ヒアリングは、言うなればソリューションを行うための素材集めのようなステップだと思います。 そして、ヒアリングした素材をもとに行う次の作業が、UXジャーニーマップ→ユーザシナリオの設計という流れになります。 ユーザシナリオの設計は、ヒアリングを元に、「ターゲットユーザは〇〇のようなニーズを持っているのではないか」や、「サービスの根本的な課題は〇〇ではないか」など、仮説を立てることが前提となります。
精度の高いUXデザインを行うためには、「仮説」の精度が問われる。
言うまでもないですが、最初の仮説が間違っていれば、最終的なアウトプットもズレたものになってしまいます。 逆に、仮説の精度を高めることができれば、出来上がるアウトプットは成果の出るものになるということです。 仮説を立てる内容もひとつではありません。
・クライアントのもつ根本的な課題を見出す
・エンドユーザのインサイトを把握する
・エンドユーザが踏むであろうステップや、使用するシーンをイメージし、シナリオに落としこむ
などがあります。
もっとも、課題解決プランをどのようにサービス内容やUI・デザインに落とし込めるのか、というハードルもあります。 UXプランナーが立てたプランをアウトプットに落としこむ作業(アイデア出し〜制作)は、ディレクター、デザイナー、コーダー、エンジニアなど各パートを担う担当者が連携して取り組む作業です。 各担当者が各々の立場から解決策を模索し、協力することで、結果的にユーザに好まれ、売上や集客に繋がるサイト・サービスにすることができると思います。
まとめ
・クライアントからのヒアリングはソリューションのための素材集め
・最終的な成果物のクオリティは「仮説立て」の精度で決まる。
・仮説を立てた後は、各担当者と連携してアウトプットに落としこむ。
いかがでしょうか。
「言うは易く行うは難し」ではありますが、アジケではこのようなことを念頭において取り組んでおります。 ユーザーのインサイトを考えた上でのUXデザイン、UIデザインなどにご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。