UIデザインとは?重要性や優れた設計をするための原則を紹介
現代では、あらゆる商品・サービスにUIデザインが取り入れられています。
優れたUIデザインにはユーザーの離脱率を低下させる効果があり、商品・サービス開発において重要な要素の一つです。
企業でUIデザインを取り入れる際は、基本を把握しておくことが重要です。
担当者のなかには、「UIデザインの重要性や基本原則について知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、UIデザインの概要や重要性、基本となる4原則について詳しく解説します。
目次[非表示]
- 1.UIデザインとは
- 2.UIデザインの重要性
- 3.優れたUIデザインを設計するための4原則
- 4.まとめ
UIデザインとは
UIデザインのUIは、User Interface(ユーザーインターフェイス)の略称です。
Interfaceには接点や境界面、仲介という意味があり、IT業界ではユーザーと商品・サービスをつなぐ接点として定義されます。
具体的には、Webサイトやアプリケーションの文字やフォント、画像やボタンなどがUIに該当します。
UIデザインは、ユーザーが商品・サービスを利用する際の接点を設計することであり、ユーザーにとって使いやすいデザインにすることが基本的な目的です。
UIデザインの重要性
あらゆる商品やサービス、Webサイトやアプリケーションにおいて、UIデザインはユーザーの利用率や離脱率に影響するため重要視されています。
たとえ豊富な機能や有益な情報が備わっていたとしても、UIデザインが不十分で使いにくい状態の場合は、ユーザーの不満や離脱につながる可能性があります。
UIデザインは、ユーザーが目的を達成できるように、使いやすくて心地よい導線を作ることが目的です。
商品・サービスを利用することで得る体験をよりよいものにし、ユーザーの満足度や定着率を向上させることが、UIデザインを考えるうえで重要になります。
優れたUIデザインを設計するための4原則
優れたUIデザインを設計するためには、4原則に沿った考え方が大切です。
これはデザインの4原則ともいわれており、必要な情報を分かりやすく伝えるために用いられる手法です。ここでは、優れたUIデザインを設計するための4原則を紹介します。
①近接
近接とは、関連する情報同士をグループ化し、整理する手法です。
情報が散らばっていては直感的に理解することが難しくなり、ユーザーのストレスを招く可能性があります。
お互いの位置を近づけることで、それを見たユーザーは関係のあるものと認識できます。
また、位置を綺麗にまとめることで、視覚的にも分かりやすいデザインにすることが可能です。
UIデザインを考えるうえでは、情報の関連性を考慮し、同じ種類の情報を近づけるように意識することが大切です。
②整列
整列とは、関連する情報を一定のルールに従って配置する手法です。
情報の配置が綺麗に揃っていない場合やずれている場合は、見栄えが悪いだけではなく、ユーザーにとっても理解しにくいデザインになってしまいます。
情報を綺麗に整列させることで、一目で情報の関連性が理解でき、ユーザーにもストレスを与えません。
また、整列された情報は見栄えがよく、統一感のある印象を与えることができます。情報同士を見えない線でつなぐというイメージを意識することで、デザインしやすくなります。
③対比
対比とは、コントラスと呼ばれることがあり、情報に強弱をつけることで情報の重要度を明確にする手法です。
具体的には、重要な情報は文字を拡大したり色を変えるなどして、情報の優先度に差をつけます。
前述した近接や整列を行った場合は、情報や見た目が統一されるメリットがありますが、コントラストが低下することが想定されます。
ユーザーに一番伝えたい情報を強調することで、視覚的にも理解しやすくでき、ユーザーは必要以上に考える必要がなくなります。
対比を適切に行うことで情報にメリハリがつき、より洗練されたデザインにすることが可能です。
④反復
反復とは、情報を一定のルールに従って繰り返し配置する手法です。
具体的には、文字の色やフォント、アイコンのデザインなどを統一させることで、デザインの一体感やまとまりを生みます。
UIデザインはテーマを合わせることが重要であり、反復を繰り返すことでユーザーの混乱を避け、イメージの定着をさせることが可能です。
また、反復する情報のなかに、異なるデザインのものを織り交ぜることで、ユーザーに伝えたい情報を強調させることもできます。
まとめ
この記事では、UIデザインについて以下の内容で解説しました。
- UIデザインとは
- UIデザインの重要性
- 優れたUIデザインを設計するための4原則
UIデザインは、ユーザーと商品・サービスの接点を設計することであり、ユーザーの定着率や離脱率に直接影響する要素です。
ユーザーが求める情報をデザインに含めることは大切ですが、統一感がなかったり情報や機能が多すぎる場合は、かえってユーザーのストレスとなる場合があります。
デザインの4原則を意識して設計を行うことで、ユーザーにとって直感的に理解しやすく、必要以上に考える必要がない商品・サービスを提供できるようになります。
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