事例
株式会社NTTドコモ

ecコンシェル
AIが接客効果を自動最適化するWeb接客ツール

サービスの運用を止めずにユーザー体験の改善と開発効率の向上を同時に実現

「ecコンシェル」は複数の施策を効果に応じて自動で最適化するAI(人工知能)を搭載し、PDCAを高速で回せるWeb接客ツールです。「ecコンシェル」の開発チームに参画し、UXデザインからRailsやVue.jsによる開発までを担当しています。

Solution

有用な機能があるにも関わらず、あまり利用されていない状況を改善するため私たちは参画しました。参画した当時、すでに有償提供が開始されていたことから、サービスを止めずに日々の運用や機能追加と織り交ぜてユーザー体験の向上を行う方針で改善を進めました。また、開発効率を向上させるための取り組みも同時並行で行いました。

事業ビジョンに基づき改善施策を立案

事業として今後どのような価値を提供していきたいかというビジョンをお伺いするところから始めました。そのビジョンを踏まえた上でユーザーの視点に立ち、提供したい価値と現状のサービスにおける体験の乖離を分析し、差分を埋めるためにどうすべきかという観点で改善提案を行いました。

デザインコンセプトの策定とモジュール化

事業ビジョンに合わせてデザインコンセプトの見直し策定を行い、ビジュアルを刷新しました。その過程でデザインルールを定義し、それぞれのデザインパーツをモジュール化。デザインを統一することにより、デザイン作業の効率化とユーザビリティの改善を行いました。また、モジュール化したものをベースとしてエンジニアにデザインの共有を行うことで、コミュニケーションコストも削減されました。

フロントエンド開発の効率化

ユーザビリティの改善に伴い、Vue.jsの導入、フレームワークによる記述様式の統一と、コンポーネント化により再利用性を高めることで開発コストを削減しました。その結果、スピード感をもってユーザビリティの高いインターフェイスを提供できるような環境を実現しました。また、CSSのルールが実装者に依存している状態だったため、命名規則の統一や、デザイナーと連携を行うことでモジュール化を推進し、パーツの使い回しやスタイル実装の効率化を行いました。
Output / Result
サービスを一から作り直すのではなく、改善施策や機能追加を進めながら改善を行なうことで、スピード感をもって既存のユーザーのUX改善を行うことができました。また、新規のユーザーについても同様に改善を行ない、コンバージョン率の向上という形でサービスの成長に寄与しました。開発面では、デザイナーとフロントエンドエンジニアが様々な側面から効率化を行ない、開発速度を向上させ、リリースまでの期間を変えずにユーザー体験の改善にさらに多くの時間を使うことができるような仕組みを作りました。

UX改善と開発効率の向上、2つの面からアプローチすることでにより良いサイクルを作ることができました。
Project overview
制作期間: 2016年08月 ~ 現在
メンバー: UXデザイナー 1名 / UIデザイナー 2名 / フロントエンドエンジニア 2名
使用ツール: ChatWork / Slack / Github / Backlog / Sketch / InVision / Zeplin / Googleスプレッドシート

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