“この記事はポッドキャストの内容を編集しています。
記事をもっと楽しみたい方はぜひポッドキャストをお聞きください”
今回のテーマは「UI/UXデザイン不要論をどう突破するか」。
デザインが事業成長に寄与することは、多くのデザイナーが実感しているものの、社内での予算承認が難しく、不要論を唱える声が上がることも少なくありません。
本記事では、実際にあったご相談をもとに、短期・長期の視点からその解決策を語っていただきました。
◾️UI/UXデザイン不要論が生まれる背景
最近、クライアントから『デザインに予算をかける意味が分からない』と、上部の承認を得るのが難しいというご相談がありました。デザイン会社にいると、こういった相談をいただくことが、実は多いんですよね。今までなかった新しいプロジェクトでUXデザインの必要性を説明するのは大変な作業だと思います。特に経営層や決裁者がデザインの価値を理解していない場合、予算承認のハードルが上がります。
背景として、坪田さんの『融けるデザイン』という記事の影響もあります。デザインの役割が単なる見た目作りではなく、事業成長に関わるものになってきている。しかし、実際の現場ではその意識が十分に浸透しておらず、デザイン投資の正当性を証明する必要があります。
◾️予算承認の難しさ
さきほどのケースでは、担当者の方はデザインの重要性を理解していましたが、上司が首を縦に振らないという状況でした。理由は、『なぜデザインにこんなに予算が必要なのか』という根本的な疑問でした。
要するに、費用対効果が見えにくいということですね。見た目を綺麗にするデザインだけでなく、UXデザインの工程にも費用がかかることが理解されていない。
上司はビジネスの観点から投資判断をしているので、単純にデザインの価値を説明するだけでは納得してもらえません。
◾️短期的な解決策:費用対効果の明示とスリム化
では、どうやって予算承認を突破するか。短期的なアプローチとしては、以下の方法が考えられます。
1. 費用対効果を明確に示す
2. UXデザインの工程をスリム化する
つまり、『UXデザインが事業に貢献することを短期間で証明する』ことがポイントです。
◾️長期的な解決策:デザインの理解を深めるロビー活動
短期的なアプローチに加えて、長期的には経営層のデザイン理解を深める活動(ロビー活動)が不可欠だと考えています。
1. 社内でのデザイン教育の推進
2. 決裁者との関係構築(ロビー活動)
ロビー活動の事例として、はんこ業界の政治的なロビー活動は有名なお話ですよね。デジタル化の「脱はんこ」の流れの中でも粘り強くはんこ存続を主張し続け、社会的に大きな影響を与えました。
(※日本の印章制度・文化を守る議員連盟(通称はんこ議連設立/「脱はんこ」への反発と要請書の提出 など)
デザイン業界も同様に、根気強く経営層に訴え続けることが重要なのです。
UXデザイン不要論はすぐにはなくならないかもしれませんが、時間をかけて社内の認識を変えていかなければいけません。
◾️最後に
UI/UXデザイン不要論を突破するためには、短期的には『予算承認を得るための工夫』、長期的には『デザインの価値を浸透させる活動』が鍵になります。
この問題に悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。デザインの浸透は内部だけではスムーズに進行できないこともあるので、ぜひ、ノウハウのある私たちと一緒に伴走できればと思っています!
お悩みのある方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。
“この記事はポッドキャストの内容を編集しています。
記事をもっと楽しみたい方はぜひポッドキャストをお聞きください”
普段何気なく流してしまう「文字の力」に、どれだけの価値が詰まっているのか? ライティングの重要性が高まる背景と、今求められるデザイナー像について詳しく解説します。
デザインルールやスタイルガイドに従っているのに、現場ではなぜかうまくいかない——そんな悩みを抱えていませんか? 本記事では「デザインルールにどこまで従うべきか?」というテーマで、実際のプロジェクト現場で起きている課題とその解決策を深掘りします。 デザインシステムやスタイルガイドが形骸化しないためのコツ、ルール作成時の注意点、チーム全体での運用方法などを語っていただきました。
デジタル化が進む現代において、優れたUXデザインが重要視されていますが、それ以上に「コンテンツの力」がUXの品質を超える場面があります。 今回は執行役員の原さんに、プライベートで感じた「UXの品質を超えるコンテンツ力」についてお話しいただきました。
今回のテーマは「UI/UXデザイン不要論をどう突破するか」。 デザインが事業成長に寄与することは、多くのデザイナーが実感しているものの、社内での予算承認が難しく、不要論を唱える声が上がることも少なくありません。 本記事では、実際にあったご相談をもとに、短期・長期の視点からその解決策を語っていただきました。
今回のテーマは「話がかみ合わない状況をどう打開するか」。 プロジェクトの進行において、クライアントやチームメンバーと話がかみ合わず、意図した方向に進まないといった経験は誰しもあるのではないでしょうか? 今回は取締役の神田さんに、その打開策と円滑なコミュニケーションのために必要なポイントを語っていただきました。