チームの連携が強く、リモートでも安心して進められた
ー 続いて話題が少し変わるのですが、新型コロナウイルスの感染拡大下で各種プロジェクトをリモートで進行したことについて伺います。オンラインでのコミュニケーションに何か不安はありましたか?
堀さん
アジケさんの場合は特に不安はありませんでした。むしろ遠隔で進めることで、ニュアンスで伝えられないことを、きちんとテキストにして伝えるようになってよかったなと思っています。
ー 私が感じたのは、リモートの場合メッセージで話しかけたらすぐに会話できるところが強みだなと。
堀さん
そうですね。アジケさんは本当にアットホームでチームの連携もあり、団結力が強いですよね。気軽に相談できて、気軽に返していただけるというところで、非常に安心して進められています。
ー 嬉しいです。課題に感じられていることはありますか?
堀さん
もしわからないことがあれば、遠慮せずに聞いていただきたいというところですね。
あと、課題ではないのですが、デザインの面で行内に味方が増えた感じがして心強いです。例えば決裁をする中でもいかにデザインが大切なのかを伝えないといけないんですけど、私1人では心が折れそうなときもアジケさんがバックアップしてくれて心強いです。
ー ありがとうございます。今後、何か弊社に期待することなどあれば教えて下さい。
堀さん
どうしても外部のパートナーさんだと、どこかで線引きされてしまうのですが、デザイン組織をうまくプロジェクトの中で進めていく方法など提案をしていただいて、とても有難いなと思っています。
銀行のプロジェクトは本当にたくさんあるので、もっともっと幅広く入っていただきたいですね。
ー 最後に、今後の展望を教えてください。
江藤さん
個人のお客さまと銀行の距離を縮めるものを、オンラインでつくっていきたいですね。銀行の窓口が開いている時間、僕たちのような世代は働いているんです。だから、銀行に行くこともなかなかない。そうするとお客さまにとって銀行って一体何なのだろうかと。
だったら、スマホが窓口になればいい。支店がなくなるということではなくて、対面がよければ銀行の支店の窓口まで来ていただき、支店まで行けない方にはスマホで解決できるようにしたいですね。
堀さん
金融のデジタル化により、お客さまとの接点が多くなりますよね。そういうところにはUXやデザインの力が大事だなと思います。
江藤さん
銀行で扱っている商品は銀行によってそれほど変わらないんですよ。違いを作る要素は、使い勝手やデザインになっていくはずです。
そのためにも、インハウスデザイナーをもっと増やしていきたいですね。リテールIT戦略部だけにデザイナーがいるのではなく、プロダクトを持つ部署にはUXやデザインを見る人が必要だと思っています。
そして、この文化をグループ全体に定着させたいですね。人が代わったら終わってしまうような流れには絶対にしてはいけないと思っています。