今更ですがあけましておめでとうございます。神田です。
昨年はみなさま大変お世話になりました。2014年はウマのように駆け抜けていくつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年末、私のユニットが提供するプラン「plan UX」が始動しました。簡単に言うとUXデザインサービスです。詳しくはサイト内で紹介しておりますので、是非ご覧ください。
記事を読むみなさんも「UX(ユーザエクスペリエンス)」「ユーザ体験」という単語を聞く機会が増えてきたかもしれません。
もしかすると「カスタマーエクスペリエンス」と言ったほうが馴染みがあるでしょうか?
実際、私もお客様とのお打合せで「UX」という単語を聞く機会が多くなってきたように思いますし、web上の記事や雑誌でもUXという文字を目にすることが増えています。(カラーバス効果?)
web業界もここ数年で成熟度を増し、画一的なキャンペーン施策や、PCサイトをそのままスマホに最適化するだけではユーザが付いてこなくなってきています。
今は”やたらと目立つ、派手なコンテンツ”よりも、設定したターゲットに想定した状況で目にしてもらい、使ってもらうようにコンテンツやサービスを届けることが求められているように思います。
つまり、生活シーンの中での体験をデザインするということになります。
ユーザ体験については先日山口が投稿した記事に分かりやすく例が書かれてますので、良ければ御覧ください。
お客さんがもつ商品を軸にユーザの体験をデザインすることは、正解が用意されているわけではありません。そもそも”どこに問題があるのか”、”どんな可能性があるのか”を見極めることも難しい。
本日は、ユーザ体験を考える上で重要な2つのポイントを紹介させていただきます。
UXは長期的なもの。「点」ではなく「線」で捉える。
私たちのような制作会社では、どうしても「点」での依頼や制作が多くなってしまいます。
もちろん制作には責任を持って取り組みますが、「ユーザ体験の向上」がテーマになると少し話は異なってきます。
「ユーザ体験の向上」は瞬間的に達成できるものではありません。
長期的な視点を持ち、ユーザにどのような体験をしてもらうことがゴールなのか。それを達成するために短期的にはどのような施策をうつ必要があるか。全体を俯瞰して見なければなりません。
つまり全体を通した「線」での施策を意識しましょう。
1チャネルで完結するものではなく全てのデバイスを通じた体験
先ほど時間軸を「線」で捉えるということを言いましたが、チャネルについても考え方は同じだと思います。
ユーザがアプリに触れている瞬間や、対象サービスを見ているその時だけを考えていても課題は解決できません。
ここ数年のスマホやタブレットの普及によって、デバイスの種類も劇的に増えました。
皆がPCの前に座ってサイトを閲覧するのではなく、電車で、カフェで、図書館で、、などあらゆる場面での接触を想定すべきです。
つまり、利用シーンを想定した「全体のストーリー」を設計することが重要なことだと言えるでしょう。
まとめ
2つの重要な点をご紹介しましたが、考え方は同じだと思います。
つまり、「時間」でも「シーン」でもその瞬間だけを見るのではなく、「線」であり「面」で捉えることが重要だと考えています。
「簡単に言うな!」という声が聞こえてきそうですが、まさに実践することは難しい。私も常に良い方法を探しながら実践しているところではありますが、「木を見て森を見ず」になってしまうと必ず失敗します。ぜひ皆さんもこれらを心がけて実践してください。