ajike switch

WebサイトがUIトレンドをフォローする必要性

03

こんにちは。

ディレクターの小池です。

最近携わった案件で、UIトレンドの変遷について調査する機会がありました。

ここでは、UIの流行の変化に触れつつ、それをどうやってクライアントのビジネスゴールと結びつけてゆくかという過程をご紹介したいと思います。

目次

・なぜUIの最新化が必要なのか
・ユーザー離れの原因
・UIトレンドの変遷
・課題解決の手段として提案に落としこむ
・まとめ

なぜUIの最新化が必要なのか

もちろんUIはあくまでユーザーがストレスなくコンテンツを受け取ることができるようにするための手段なので、サイトの目的やコンテンツの種類によって最適な形も変わってきます。
「トレンドを取り入れること」が解決策として説得力を持つケースは、例えば「PV数が下がっている」という課題があったとして、それを作り出している原因の一つに「UIが古くなっているためにユーザー離れを起こしている」ということが予想される場合などです。

ユーザー離れの原因

なぜ「UIが古くなる」ことがユーザー離れを引き起こすのでしょうか。その理由はユーザー行動の変化にあります。
ユーザーの閲覧行動は時代とともに変化しています。
様々な理由が考えられますが、この数年間で普及率が急激に増加(※資料1)しているスマートフォンなど、ユーザーデバイスの移行が与える影響が代表的な理由として挙げられるでしょう。

こういったデバイスの移行の中、以前のようにPCのみからの閲覧を前提としたサイト設計のままにしておくと、ユーザーの閲覧行動とサイトの設計にズレが生じ、PV数の低下や離脱率の上昇を招くと考えられるのです。(※資料2)

(※資料1)スマートフォンの普及率
資料引用:http://www.d2c.co.jp/news/2012/04/18/465/

5-2-thumb-687x583-2165

 

UIトレンドの変遷

では、ユーザーの閲覧行動の変化に対してサイトのUIはどのように対応しているのでしょうか?
情報設計の考え方の変化は、一昔前と比べて下記のように変化しています。

【PCのみからの閲覧を前提とした一昔前の情報設計】

ファーストビュー・・・情報量の多さにこだわる

要素・・・・・・・・・密度が高く小さい

長さ・・・・・・・・・PCのみの想定で短い

ナビ・・・・・・・・・画面左側

視点の動き・・・・・・Z型

 

【PCだけでなくスマートデバイスからの閲覧も考慮に入れた近年の情報設計】

ファーストビュー・・・情報量にこだわらない

要素・・・・・・・・・・密度が低く大きい

長さ・・・・・・・・・スマートデバイスを考慮して縦長

ナビ・・・・・・・・・薄型・フローティング

視点の動き・・・・・・I型

PCからの閲覧を前提とした一昔前の情報設計では、来訪者の多くはインターネットのヘヴィユーザーでした。
インターネットのヘヴィユーザーは、新聞や雑誌と同様記事を「Z」の文字を描くように詳細に読み込む傾向がありました。
そのため、サイトの情報設計もファーストビューの情報の密度を追求し、全体的に要素は小さく、長さが短い設計が良しとされてきました。

 

一方、PCだけでなくスマートデバイスからの閲覧も考慮に入れた近年の情報設計では、ライトユーザーの増加により「流し読みできる」工夫が必要となってきました。
ライトユーザーは記事を読むかどうか判断するまでの時間が短く、視点を画面の中心に固定した状態でスクロールで読みたい記事を探す傾向があります。
そのため、画面内での視点の動きは上から下へ「I」の字を描くように変化し、サイトの設計も密度が低く、スクロールを前提とした縦長のデザインが主流となってきています。

(※資料2)情報設計と視点の動きの比較図

スライド1

 

 

課題解決の手段として提案に落としこむ

「UIの最新化」はあくまで手段です。手段を講ずるためには、そうすることで良い結果が得られる理由を考える必要があります。
私の携わったリニューアル案件で実際に行ったフローを例としてご紹介したいと思います。

例)
1.課題の設定:PV数が下がっている

2.原因の策定:情報設計が古く、デバイスの変化やそれに伴うユーザー行動の変化に対応できていないと予測

3.解決案の提示:PCからスマホへのデバイスの移行が起こっているので、現代のユーザーの行動に合わせて情報設計やUIを改善することでPV数を増やせると仮定。スクロールを多用する縦長UIを採用し、ユーザーが受動的にコンテンツを受け取れるような設計にする。

上記のように、目的に応じた施策として「UIの最新化」を提案する必要があります。
近年スタンダードになりつつある縦長デザインは、クリエイターがユーザーの動向を考え、最適化な形を模索してきた結果であると言えるでしょう。

まとめ

・ユーザーの閲覧行動は、デバイスの移行に伴い変化してきている。

・情報設計が古くなると、ユーザーの閲覧行動の変化に対応できずにPV数の低下や離脱率上昇を招く可能性がある

・サイトの目的を達成するためにはユーザーの閲覧行動に合わせて常に最新化をする必要がある

・トレンドを取り入れるだけではなく、サイトが持つ課題を解決する手段を考える必要がある

今回は、サイトUIのトレンドの変化とその理由についてご紹介しました。
クリエイターは常にユーザーの動向に注意し、セオリーを変えてゆく必要がある、という事で今回のまとめとさせていただきます。

またお会いしましょう。

servi

ajike switchの更新をメールでお伝えします!

8年以上ajikeが蓄積したデザイン思考とUXデザインの知見を発信し続けるブログ<ajike switch>の更新情報を無料でメールにてお知らせ致します。

×