こんにちは!アシスタントディレクターの野村です。
【Sketch初心者必見!】第2弾です!
前回はSketchでワークフローが変わっていくのではないかという予想を、現状の問題点を例に挙げてご紹介いたしました。
(前回の記事へ→【Sketch初心者必見!#01】Sketchで変わる?WEB制作のワークフロー)
そして今回から具体的に「Sketchとはなんぞや?」ということをお伝えしていきます!
今回はSketchとPhotoshopを比較してわかりやすくお伝えしようと思います!
Sketchとは?
Sketchとは、Bohemian Coding社が開発した「ベクタードローイングツール」です。
UIとUXのデザインを考える人をターゲットに開発され、
2013年のAdobe社のFireworksの新規開発の中止のニュースを受け、注目を集めました。
しかし、それ以前から世界中の多くの制作者に愛用されており、Sketchの公式サイトには多くの有名企業のロゴが…
そんなSketchですが、なぜ多くのWEBデザイナーに愛用されているのでしょうか?
Photoshopと比較してみます。
SketchとPhotoshop
金額
まず、Photoshop単体のプランを契約すると、月々¥980。
年間で考えると¥11,760。
それに比べてSketchは、¥12,357の買い切り…!(※ドルを円で換算しているため、金額は変化いたします)
Photoshopのみのプランの年間かかる金額と比較すると、1年以上使うならSketchの方が安いですね。
【Sketch ◯ vs × Photoshop】
レンダリング
PhotoshopはWEBのレンダリングには向きません。
一方、SketchはWEBのレンダリングに最適です。
ここがUIデザイン制作に特化したSketchの魅力ですね!
【Sketch ◯ vs × Photoshop】
グラフィック
ブラシなどの描画機能や画像の加工などは、やはりAdobeの製品が優れています。
やはりグラフィック系の作業に関してはPhotoshopはとても良いですね。
しかし、単純にUIデザインを行うのなら、Sketchの機能で十分制作することができます!
【Sketch △ vs △ Photoshop】
ショートカット
Sketchはショートカットキーなどはありますが、まだまだ機能数としては少ないです。
それに比べてPhotoshopはとても多いです。
ただ、Sketchは使いやすくするためにかなり機能が厳選され、シンプルになっているので初心者の方にも使いやすいです!
【Sketch △ vs △ Photoshop】
容量
Sketchはベクターですべて作成するので、容量がとても小さいです。
それに比べてPhotoshopのデータは画像で作成するので、容量はとても大きいです。
UIデザインをするということは、多くの画面のデザインを作成します。
よって、Sketchで作成したデータのほうが、容量を気にせず作成することができますし、扱いやすいですね!
【Sketch ◯ vs × Photoshop】
動作
上記とも関係してきますが、Sketchのほうが動作速度は速いです。スイスイ作成することができます!
しかし、Photoshopの動作速度はSketchに比べて劣ります。
頭の中のアイディアをいち早くデザインに起こしたい…!なんて時にすばやく起動してくれて、動作も速いSketchは優秀ですね!
【Sketch ◯ vs × Photoshop】
ライブラリ
Photoshopにはライブラリーがありますが、Sketchにはライブラリーがありません。
しかし、次回詳しくご紹介しますが、Sketchで作成したデータを共有する方法があるのです!
ライブラリが無くても十分データを共有することができますよ!
【Sketch △ vs △ Photoshop】
グリッド
Sketchは作成する際にデフォルトでグリッド線が表示されます。
自分で作成しないといけないPhotoshopより便利です!
【Sketch ◯ vs × Photoshop】
アートボード
Sketchは複数のアートボードを並べて製作を行っていきますが、Photoshopは一つのアートボードで製作を行っていきます。
WEBデザインなど多くの画面のデザインを作成するには、複数のアートボードを見ながら製作できるSketchのほうが適しています!
【Sketch ◯ vs × Photoshop】
結果
Sketch 6
Photoshop 0
引き分け 3
UIデザインにおいて、Sketchの圧倒的勝利!
まとめ
いかがでしたか?
まだまだ小さなバグがあったり、Photoshopより劣るところはありますが、SketchはPhotoshopよりWEBデザインに向いており、この先改善や進歩が期待できるツールであることは間違いないです!
次回はさらに詳しく「UIデザインならSketchを使うべき理由」をご紹介します!
お楽しみに!
【関連記事】
【Sketch初心者必見!#01】Sketchで変わる?WEB制作のワークフロー
【Sketch初心者必見!#03】UIデザインならSketch!の理由
【Sketch初心者必見!#04】テンプレート活用で素早くUIデザイン
【Sketch初心者必見!#05】シンボル化でスピーディーに作成
【Sketch初心者必見!#06】Sketchでスマートな会議に
【Sketch初心者必見!#07】Sketchは書き出しを簡単に
【Sketch初心者必見!#08】Sketchで簡単指示書作成