こんにちは、岩元です。
Facebook Open Graph について社内共有する機会がありましたので記事にまとめようと思います。このたびディレクターさんに技術を知った上でお客さんに良い提案ができれば良いな〜と思い勉強会を開きました。技術ありきの提案ですからね。
■ Facebook Open Graph 公式ドキュメント
■ Open Graph Beta(Facebook開発者向けドキュメンとの日本語訳とTips)
まず始めに
◆Facebook Open Graphとは
Facebook Open Graphとは、Facebookが「ソーシャルグラフ」の拡張概念として提唱する、人間と物・行為とのつながりや結びつき、「何を」「どうした」という関係のことである。
ちょっとわかり難いですね。
簡単にいうと、Facebookでは「Facebook内外にとらわれず、人とモノの繋がりをデータ化して扱えるようになりましたよ」という事です。
そもそもソーシャルグラフとは3つの意味があります。
1. ヒトとヒトのつながりをあらわす人間関係 の意味のソーシャルグラフ
2. 個人属性を含む人間係データの意味の ソーシャルグラフ
3. ヒトとヒトだけでなく,ヒトとモノ,コンテンツ との繋がりを表すソーシャルグラフ
上記の3つの意味のソーシャルグラフのうち、Facebook Open graph の提唱するものは3つ目の「ヒトとヒトだけでなく,ヒトとモノ,コンテンツ との繋がり」を指します。
そこで、ひとつ疑問です。どのようにヒトとモノを紐付けるか?
◆Action and Object
Facebook はAction とObject を利用する事でヒトとモノを紐付けることを可能にしました。
オブジェクトは、アプリケーション内でユーザがつながりを持つことのできる物のタイプを表します。これまでは、like Actionを通じてアプリケーション上のオブジェクトとつながりを持つことができました。これからは、ActionとObjectを設定することでより、豊かな繋がりを実現する事が出来ます。
記事 = 「Object」
いいね! = 「Action」
ここでは「記事」がObject、「いいね!」がActionにあたります。
実際にOpen Graphを利用したサービスを紹介します。
◆Pinterest
http://pinterest.com/
「 iwamoto pinned to Dogs_photo on Pinterest.」
pinned = Action
Dogs_photo = Object
◆SoundCloud
https://soundcloud.com/stream
「iwamoto played DJmix on SoundCloud.」
played = Action
DJmix = Object
Action に紐づいたObject を一括で取得できればユーザーがどんな趣味嗜好を持っているかなども解析できますね。そうした場合、解析ツールなどを開発する可能性などもあります。しかし、下記のような記事を見るとFacebookのAPIの利用方法に対するスタンスにも目が離せないな〜と思いました。
「Facebook が Open Graph API を遮断 : 外れてしまった Yandex の狙い」
(Agile Cat — in the cloudより)
では!!