全3回の連載企画として、アジケ社員にインタビューを行なう「アジケ社員の、味気あるはなし」。
1回目は代表の梅本、2回目はソリューション長の山本、3回目はマネージャーの神田にインタビューを行います。
第1回目は株式会社アジケの代表、梅本周作。
「コミュニケーションにアジケをつける」の理念に込めた思いは?
行動規範の「ビジネスをつくるクリエイター」になるために必要なこととは?
アジケへの様々な思いを梅本に直球で聞いてみました。
「コミュニケーションにアジケをつける」
専門性を活かし、クライアントにパートナーとして認めてもらえる組織に。
ーアジケは今年で8年目を迎えました。28歳のときに起業したとのことですが、なぜアジケを立ち上げたのでしょうか?
「コミュニケーションをデザインしたい」という思いがあったからだね。コミュニケーションというのは表層だけの言葉だけでなく、仕組みやビジュアルデザインも合わせていわゆる「コトのデザイン」というのを指しています。そして、双方向性のコミュニケーションが重視されていた時期でもあったから、そこではただ真面目なコミュニケーションだけでなく、少し笑えたり笑顔になれるような“味のある”ものを作りたいという思いを持って会社をつくりました。
学生時代からWEBサイトやECサイトを作っていたんだけど、WEBは双方向性の新しいコミュニケーションの導線づくりがやりやすい場だと思っていたから。“コミュニケーションにアジケをつける”の理念もそうした思いからつくったものだね。
ーなるほど。その思いは今のアジケで実現されていますか?
起業当初は理想と現実のギャップで難しかったけれど会社を続けていくうちに仕事の幅や仲間も増え着実に理念の実現に向かっていると思うよ。
一昨年から大きく掲げている“UXデザイン”はコミュニケーションの導線を検討するために欠かせない考え方だと思っているし、そのうえで新たな事業にも挑戦していきたい。現在の社員15名を、2016年中には20名まで増やして、各事業の基盤づくりや強化を行っていきたいと考えています。
ー社員の中から、新たな事業を興したい!という声があがってきたときはどうしますか?
行動規範としてかかげている、「三方良し」がクリアできているならもちろんオーケー。成功の可能性を会社にプレゼンテーションできる力は必要だけどね。でもアイデアや分野に制限は設けないし、そうやって社員が新しく事業を立ち上げられるような資金と基盤は作っておきたいと常に思っているよ。
ー今後、梅本さん個人としてこういった事業をしていきたいというビジョンはありますか?
これは本当に自分の好奇心なのだけれど、アジア向けのコミュニケーションビジネスができないかなと考えていて。昨今はインバウンド向けの消費が着実に増えつつあるよね。一部で日本の消費の見通しは暗いと言われているけれど、それが本当か否かはわからない。ただ、選択肢としてアジアでのコミュニケーションビジネスに携わっていたり仕組みがつくれたりするとおもしろそうだなと思っています。
ーアジアに向けてやりたいことも、同じ理念の達成を目指しているのですね。
そうした会社の理念を実現していくために、社員に持っていてほしいスキルや考え方はなんですか?
クリエイターの社員が活躍していくためには、専門性を磨くのはもちろん大事だけれど、それと同じくらいクライアントの課題や事業戦略を理解できることが大切だね。
一人ひとりが説得力を持って論理的にクライアントと話し、課題提案からアウトプットまでが一貫してできれば、会社はもっと強い組織になっていけると思うから。
ーなるほど。そうした思いが行動規範の「ビジネスをつくるクリエイター」につながってくるのですね。
そのためにはどうしていけばよいでしょうか?
まずは個々が強くなることが大切だと思う。強さとは、職種ごとの専門性に加えて、論理的な説得力を持ち合わせていること。そのうえで、お客さんや他業界の方に認めてもらう。この“認めてもらう”というのにはチームワークやコミュニケーション力も含んでいると思うんだけど、“認めさせる”と“認められる”は似て非なる考え方だと思います。コミュニケーション大事だね(笑)
ー社員や事業を増やす方針の中で、「コミュニケーションにアジケをつける」に向かって必要なことはなんでしょうか?
トラフィックを増やすことかな。人と人、ビジネスとビジネスが新たに出会っていくことで新しいコミュニケーションが生まれていくと思うので、今年もそこを大事にしたいな。だから社員にはもっと外にでていろんな人と会って自分を磨いてほしいと思っています。
ー自分の専門性の伸ばし方を考えながら様々な方と出会っていくことが大切ですね。お話ありがとうございました。
梅本さんの、味気ある一冊。
TYOの勢いはなぜとまらないのか 著者:高嶋 健夫
TYOの勢いはなぜとまらないのか
梅本さんの起業のきっかけになった一冊。
第一章に書かれている、“「才能をビジネス化する」独自ビジネスモデル“の項目に共感したことから、アジケの行動規範の「ビジネスをつくるクリエイター」ができたそうです。
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*マネージャーの神田インタビューはこちら。ぜひ合わせてお読みください。